[ テーマ: メンタルヘルス ]
2011年11月22日00:47:00
潜在意識と向き合うこと。
それは、東洋人がとても得意としているような気もします。
ヨガや、禅、といった事と、,向き合うこと。
それが得意な民族だから。
さて、そんな潜在意識。
トラウマからくる悩みや、自分自身でどうしても解決できなかった問題、
感情面での人間関係のもつれ、理性で割り切ることのできない想い。
そうした、過去に関わった事柄が、現実に起きた事だろうと、思い込みだろうと、
幼少期には、記憶としてインプットされてしまいます。
そんなメモリーは、何かのきっかけで鮮明に思い出されたり。
今の(オトナの)自分にとっては、取るに足らないような事も、子供の頃には一大事だった。
その感情は、子供の頃の辛い感情のまま潜在意識に残っていて、湧き出してきてしまう。
それが、現在の行動や、こころの状態、身体の状態に影響を与えてしまいます。
今は忘れてしまった幼少期の出来事は、トラウマとなって、
原因不明の症状になって現れれている可能性が多いにあるという事です。
基本的に、私がお会いしたクライアントさんはじめ、不調を持っている方は
本人が自覚していないところに、不調の原因があります。
セラピストというのは、そこに気づいてもらうのが大きなお仕事。
セラピストや、カウンセラーは不調者を治す人なのではなくて、
「気づいてもらう」ファシリテーターのような役目です。
そこを、はき違えている方が多いのですが、
治してくれると勘違いして近づいて来る人もいる。それも事実。
優しくしてくれる。そんな事を期待して、近づいて来る人もいる。これも事実。
カウンセラーや、セラピストも人間。
天使のように優しく、仏のように器が大きく、受け入れる。
そういうイメージをもっていらっしゃるかもしれませんが、
残念ながら、人間です。
そして、解ってほしいなぁと思うのは
「カウンセリングを受ける」という行為は、どこかに不調があるのだからうけなさい。
という、他力本願的行為へのススメではなくで、
解決の糸口があるのだから、自力でその入り口に行ってみる。
そんな、行為の第一歩だと思ってもらえるといいなぁ。
潜在意識は、子宮で胎児のころから遺伝子より形成されてもいます。
非科学的で、スピリチュアルでもなんでもなく、
行動科学の分野で、医学的に進歩し、研究され、構造化されているということも、
踏まえて、皆さんに理解していただけたらなぁ・・・
と思う今日この頃。